篆刻に挑戦

篆刻とは、現在我々が使用している漢字の起源である篆書を石などの印材に彫ることです。今回は、義理の母の雅号である”美峰”の印を作ることにしました。まずは、下図のような篆書字典で文字を探します。小篆、印篆の欄にある字から選びます。 篆書字典 ”峰”の字を引くと、印篆として5つの字があり、”美”の字との調和を考えて下図左を選択しました。これはスキャナーで読み取ったものです。印鑑と同じ原理なので、彫る文字は左右反転します(下図右)。 文字反転 字を決めたら、印材の表面に赤インクで下書きをします。あとは、印刀(彫刻刀)を使ってひたすら彫るだけです。印刀で指を刺したり悪戦苦闘の末、1時間半後にこんなのができあがりました。 篆刻の彫り 早速、印泥(朱肉)を付けて押印してみました。ここで初めて左右のバランスが悪いことに気付きました。字の大きさを揃えたため、画数が多い”峰”の字が窮屈に見えます。これはいい勉強になりました。 篆刻第1号

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